研修の最大の成果
-病院の実際のデータを用いた研修で、論理的思考を深めることができたこと 毎回の研修の最後に、本日の研修で学んだことを活用して、病院の実際のデータを用いて『資料や企画を作成』、『院内で企画を提案する』などの具体的な課題が出されました。 正直辛いところがありましたが、その日に学んだことを即実践するスタイルは座学的ですぐに内容を忘れてしまう研修では得られない経験と知識の習得を実感しています。 |
藤沢湘南台病院 総務課係長 大畑 達男様 |
研修内容で魅力と感じたこと
1.少人数にて対話型で進める 講師1名とのマンツーマンまたは生徒が2~3名の少人数で、1回ごとに定められたテーマを基に、 講師と議論をしながら理解を深めるやり方で、OJTでは習得が困難なビジネス思考を使って病院の実際の課題を考えていくので、 即効性があり有益な研修効果が期待できる内容です。
2.基礎知識の整理~病院データを基に具体的な課題の深堀りを行い議論する 自分の研修では、財務関連データをベースに作成した原価計算分析とDPCデータ分析を教材にして、 一つの結果をドリルダウン方式で分解し、課題を明らかにしていくことを学び、現在の病院の実状把握ができます。 明らかになったいくつもの課題についてはパレートの法則から最優先で何に取り組むかを、常に考えられるようになりました。
3.宿題レポートで即実践へ 研修で議論を展開した問題点が次の研修までの宿題となります。 「上部胃内視鏡に係るコスト計算」「MRI・CTの稼働率向上」といったプランを幾つか作成し、 利益を上げるための稼動目標を定め、現場の医師、技師スタッフ等にわかりやすく伝えられて、 現場で実践してもらうことができました。 |
研修を終えて(感想)
病院の具体的な内容から、課題解決のために柔軟に物事を考えていくことができた研修でした。 今回は2名で受講しましたが、欲を言えばあと3~4名のスタッフへの受講と継続的な研修の実施があれば、 院内勉強会に活用し若手育成にも有益になるのにと感じました。
単に「収入を上げる・コストを下げる」とした教科書的な手法を用いるだけだと、 瞬間的な結果は得られるかもしれないが継続的な改善をどう実践するかの解が見えてきませんでした。 今回の研修では、分析で出てきた数字をどのように展開していくかその思考プロセスについても学べました。 院内での改善を実践し継続していくことをこれからの挑戦として、取り組んでいこうと思っています。 充実した研修をありがとうございました。 |